2023年9月グルメレポート

いつもご覧いただきありがとうございます。
2023年9月のグルメレポートをご案内いたします。

Topic①　新規特価商品

（1）スペイン産ビーフ・ミスジ

穀物飼料での飼育期間200日以上のロンググレインフェッドのスペイン産ビーフ（ホルモン剤フリー）のミスジです。肉の真ん中とその上下に3本スジが入っていることから「ミスジ（三筋）」と呼ばれますが、癖が無く柔らかい肉質です。今回トライアルで特価入荷しました。数量限定となりますが、リーズナブルな価格が大きな魅力です。

（2）イギリス産ラム　フレンチラック

先月ご案内いたしましたイギリス産ラム　フレンチラックですが、お試し期間延長でしばらく特価となります。

イギリスは西ヨーロッパ最大の牧羊国です。
今回入荷のものは世界的に評価の高いウェールズ産です。
ウェールズ産ラム肉はイギリスの4000年に渡る伝統と豊かな自然が育んだラム肉で、英国王室とも深いつながりを持つ食材です。雄大な自然のなかで育まれた栄養価の高いハーブやミネラル分豊富な牧草を主食にし、ストレスのない環境で育ち、餌を求めて動き回るため、引き締まった上質な赤身肉になります。「赤身のシャンパン」とも呼ばれ、英国王室の晩餐会でも使用されるほどです。
従来取り扱いのAust産に比べ小ぶりですが、カブリが薄く芯は見た目以上にしっかりしています。味わいがとてもクリアで、それでいて濃厚な旨味とコクがあります。

（３）その他特価品

先月に引き続き、以下の商品は在庫限りの特価販売をしています。詳細はお問合せください。

• アルカン　セレクションキャビア
• ベルギー産シューストポテト
• BBCポーク　肩ロース→在庫限り
• BBCポーク　ロース（ハーフカット）→在庫限り
• BBCポーク　スペアリブ→在庫限り

Topic②　今月のおすすめ商品

（1）イタリア産乳呑仔牛　ハチノス

脱脂粉乳やパルメジャーノ・レッジャーノ等の高級チーズ生産時に出来る乳清を与えて育った生後約8カ月未満のイタリア産仔牛のハチノスです。一度湯通しし、黒い薄皮を剥いだ状態です。成牛のハチノスに比べ臭みが少なく、サクッとした歯切れ良い食感が特徴です。
イタリア料理定番の煮込みや、フランス・リヨンの名物料理のカツレツ「タブリエ　ド　サブール」にアレンジしてご利用如何でしょう！！

タブリエ　ド　サブール・・・昔、料理上手な兵士が身に着けていた前掛けがこの料理の形に似ていたことから「サブール（兵士）のタブリエ（前掛け）」という名前がついたと言われています。ハチノスのカツレツですが、兵士が食べていたと聞いて思わず納得するような食べ応えもずっしりな一皿だそうです。

Topic③　その他

鳥インフルエンザワクチン

鳥インフルエンザの世界的な流行で大混乱となっている家禽類ですが、国際獣疫事務局（WOAH）が「パンデミックが現実化した今、世界各国が鳥インフルエンザのワクチン接種を検討し新たな流行を防ぐべきだ」と訴えました。これを受け、フランスが先陣を切り10月よりワクチン投与を始めることになりました。ただ、ワクチンを投与された家禽の輸入を認めている国は少なく、日本を含め世界の約75％が禁止しています。このためせっかく輸入が解禁されたフランス産家禽類は、10月以降生産分は輸入停止となります。解禁からわずか2カ月ほどでの輸入停止となるため入荷量は少なく、日本市場は再び在庫切れ欠品となります。ハンガリーは、ワクチン投与の予定は今のところなく、鳥インフルエンザの再発がなければ供給は続きます。家禽製品、特にフォアグラのご利用については注意が必要です。

加熱用モッツァレラ（ピゼリア）　メーカー変更

従来取り扱いの「ポレンギ」ブランドの加熱用モッツァレラ（ピゼリア）ですが終売に伴い、ブランドが「Valcolatte」に変更となります。このメーカーは100年以上の歴史を持ち、毎日55トンのモッツァレラを生産するイタリア有数のメーカーです。現在庫無くなり次第切り替わりますが、それに伴い価格が上昇します。（9月末の見込み）

ジャンボン　ド　バイヨンヌ　スライス休売

フランス　バイヨンヌ地方のプロシュートタイプの生ハムですが、大幅な価格上昇もあり、10月以降取り扱いを休止します。
代わりにスペイン産ハモンセラーノの最高峰「ハモン　デ　トレベレス」17カ月熟成の取り扱いを始めます。スペイン王家の紋章を商標として利用することを許可された、良質な豚肉と地中海の塩だけで作る逸品です。価格も現行のバイヨンヌよりリーズナブルになります。

カンポグランデ　ホールトマト品不足

カンポグランデのホールトマトが輸入元出荷制限により弊社在庫が不安定になり在庫切れの可能性が出てきました。一時的に別ブランド（オルトビーボ等）にて対応させていただく場合がありますので、ご理解の程お願い申し上げます。

フレッシュキノコ類

サマートリュフが間もなく終了となります。例年秋トリュフに間断なく切り替わりますが、今年は生育が遅れ、一時的にフレッシュトリュフの入荷がない期間が発生する可能性があります。

商品供給情報

主にコロナ禍に端を発する様々な要因で今までにない品不足が発生しています。
フランス・ハンガリー両国の鳥インフルエンザによる家禽類の輸入停止措置は、フランスでは一大産地のヴァンデ地区が7/28に解禁となり、フレッシュ品の輸入が順次始まり、冷凍品も11月ごろ入荷の見込みです。ハンガリーは冷凍精肉（合鴨胸肉・もも肉）類の日本国内の在庫が増加、供給不安が解消しています。フォアグラも解禁になり冷凍品も一部航空便で9月上旬、船便で11月入荷見込みです。何とかXmasと年末年始需要には間に合いそうですが、入荷数量が限られ、遅延の可能性も有る為、メニューに組み込むか判断に迷うところです。

• フォアグラエスカロップ・・・フランス産ルージェ40/60gサイズ・25/40gサイズ共に在庫切れ。年内入荷見込み有りますが数量未定。ハンガリー産は11月入荷見込み。
• フォアグラホール・・・ハンガリー産あり。フランス産在庫切れ。年内入荷見込みも数量未定。詳細はお問合せください。
• 合鴨肉・・・胸肉はハンガリー産・ブラジル産が在庫あり（ゆくゆくはハンガリー産に集約予定）、タイ産は在庫少量。骨付きモモはハンガリー産・ブラジル産共に在庫ありますが、ハンガリー産に集約予定。
• フランス産バルバリー種鴨肉・・・すべて在庫切れ。当面入荷予定がありません。フレッシュ品は一部輸入再開（予約制）。

• シャラン鴨・・・すべて在庫切れ、次回入荷未定。フレッシュ品含め年内の輸入再開は難しい状況です。

• マグレ（ハンガリー産/フランス産）・・・ハンガリー産在庫あり。11月下旬入荷予定品は現状より値下がりの見込み。フランス産は在庫切れですが次回入荷あり。フランス産フレッシュ品輸入再開（予約制）。
• その他家禽類・・・フランス産ハト丸少量在庫有り。他はウズラ丸（4羽入り）、パンタードフィレ・骨付きモモ（2本入り）共に在庫切れ。
• ヨーロッパ産チーズ類・・・現地生乳価格の高騰と人手不足等により生産量が落ち込んだ影響で現地製品価格が大幅に上昇しています。また新型コロナ禍で生産が停滞したため、入荷が不安定な製品が一部あります。
• カナダ産オマール・・・殻付きテール・ムキテール共に在庫有り。ホール在庫少量、クロー在庫少量。HPタイプは9月入荷見込み。
• Aust/NZ産ラム肉・・・全般に入荷は不安定。部位により価格下落あり。
• NZ産ナチュラルビーフ・・・部位により入荷量にばらつきがあり。

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