フランス産・スペイン産熟成生ハムのご紹介

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

本日はフランス産・スペイン産の熟成生ハムについてご案内いたします。

先日グルメレポートでご案内したとおり、イタリアで発生したアフリカ豚熱(コレラ)の影響でイタリア産豚肉加工品は輸入停止措置が取られました。アフリカ豚熱は燻製や塩漬けのハム等でも300日間以上にわたり活性を保ち、ワクチンや有効な治療法も無いため、長年に渡り影響があると思われます。近い将来これらの商品は欠品になってくるため、代替商品としてフランス産・スペイン産の熟成生ハム(ボンレス)をご紹介させていただきます。
今回ご紹介する3種類とも、都度取り寄せとなるので3営業日ほどお届けにお時間がかかります。

フランス産

ジャンボンセックオーベルニュボンレス

世界中で親しまれているハムはフランスが発祥という説もあるほど、フランスでは古くからハムが親しまれており、地方によっても様々なレシピがあります。その伝統的なレシピは「シャルキュトリ規定書」で細かい規定を設定することにより品質が守られています。
今回ご案内する生ハムは、フランス中南部のオーベルニュ地方で作られた生ハムです。オーベルニュ地方はミネラルウォーターで有名な地域で、この澄み切った自然環境で12カ月熟成された生ハムです。塩と特産のニンニクを擦り込む独自の製法で、ナッツを思わせる熟成香が特徴です。
熟成が若いタイプ(14カ月以下)のイタリア産生ハムをお使いの方におすすめの商品です。

スペイン産

ハモンセラーノエンブラボンレス

エンブラとは雌豚の意味です。肉質が柔らかいとされる雌豚のモモ肉のみを厳選した長期熟成のハモンセラーノです。脂分が豊富な雌豚から得られる赤身はサシがまんべんなく入り、噛めば噛むほど豊かな味わいが広がります。長期熟成によるしっかりとした凝縮感と豚肉の旨味、程よい熟成香が感じられる生ハムです。
長期熟成タイプ(18カ月以上)のイタリア産生ハムをお使いの方におすすめの商品です。(5月頃より、皮をすべて剥いだ歩留まりの良いグリムキタイプに変更予定です。)

ハモンテルエルD.O.ボンレス

ハモンセラーノのなかでも原産地呼称認定(D.O.)を受けている最高級品のハモンセラーノです。原料となっているテルエル豚はスペインのテルエル県で肥育された豚肉で、テルエル県で収穫された飼料のみを与えて8カ月もの長い期間育成される銘柄豚です。黒豚の最高峰が「イベリコ豚」なら白豚の最高峰は「テルエル豚」と言われるほどの希少価値のある豚です。
原料となるテルエル豚のなかから良質なものを更に細かく選別し、熟成環境についても規定に則って行われ、合格したもののみハモン・デ・テルエルと認められます。赤身にサシが均等に入っており、融点が低いためしっとりとして滑らかな口溶けの脂の甘みが感じられます。しっとりとした食感と穏やかな塩分、凝縮された旨味と熟成香は別格の味わいです。
長期熟成タイプ(18カ月以上)のイタリア産生ハムをお使いの方におすすめの商品です。



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